こんにちは、れもんけーきです。
今回は、一級建築士学科試験の
「法規」の勉強方法5ステップについてご紹介します。
法規は苦手な方も多いですが、
私にとって法規は一時期、法令集が枕に見えるほど、眠気のくる魔の科目でした。笑
唯一、満点を狙える科目でもあります。
私の場合、初受験の際は、19点しか取れませんでしたが、この5ステップで、最終的に28点(30点中)取れて、合格することができました。
最初からできる人はいないですが、一度コツを掴んでしまえば、こんなに力強い味方となってくれる科目はありません。(コンスタントに試験種によらず点が取れるようになります。)
ぜひ参考にしてみてください♪
法規を得意分野にするための5ステップをご紹介
最初に結論からお伝えしてしまうと、私の考える5ステップは下記です。
ステップ1:法令集を自分メイドに作り込む【今回】
ステップ2:とりあえず20問程度、解いてみる
ステップ3:一旦引いて、法令集全体の構成を理解する
ステップ4:問題を解きながら、法令集の使い方をマスターする
ステップ5:問題集2周目、簡単な問題は覚える
今回はステップ1について詳しくご説明します!
法規で持ち込める法令集の特徴
まず、法令集の作りこみを始める前に、試験会場に持ち込める法令集がどういったものか確認しましょう。
作ったのに持ち込めないタイプだったよー泣
なんてことになったら、折角の努力が水の泡ですよね。
具体的に持ち込める法令集は「建築技術教育普及センター」のHPによると
とのことです。条件1を満たす法令集は他にもあるかと思いますが、あえてそういったものを探すにも時間がかかるので、できればこの中から選んでしまいましょう。
また、ここで言う条件1、条件2とは下記です。
そのため、条件1だけでなく条件2をクリアした法令集を当日持参する必要があります。
具体的な内容については、下記に記載がありますので、法令集を作り込む前に一読されることをオススメします♪
では準備が整った所で、次からいよいよハンドメイド法令集のポイントについて解説します!
法規が得意分野に!ハンドメイド法令集
法令集は当日、いかに自分にとって使い易いものになっているかが大切です。
そのため、型にはめて綺麗に作るのではなく、自分に合わせてどんどん改良していきましょう!
人によって様々こだわりがあるかと思いますが、私の場合は
「マイルール線引き」「グループ分けインデックス」「履歴残し」を行なっていました!
これめんどくさいんだよねー。
そんなの基本じゃん、え、「履歴残し」って何?
と思われた方。変なキーワードを詰め込んですみません。笑
次から簡単にそれぞれの内容をご紹介します!
マイルール線引き
まず、基本として、肯定文には赤、否定文には青のアンダーラインを引きます。
線を引くべき箇所(試験にて頻出の箇所)については、各学校などから参考書が出ていますので、ご参照ください。
また、併せて重要な数値の部分を四角で囲みます。
ここで重要なのが、
線を引くこと・四角で囲むことに時間をかけすぎないことです。
当日、この法令集を使うのは他でもない自分なので、「読めればいいや」くらいのテンションでとにかく高速で終わらせることを意識しましょう。
残念ながら線を引いただけでは法規は解けるようにはなりません。
「繰り返し問題を解く時間」を確保するためにも、高速で終わらせることをオススメします。
例えば、私の場合はこんな感じです。
汚くてお恥ずかしい限りですが、これでも受かりましたので、とにかくわかれば大丈夫です。
次に、問題を解きながら、キーワードとなりそうなものに黄色マーカーをしていきます。
私は黄色が、一番文字が透けて見やすい色だと思ったので、多用していましたが、こちらは皆さんの好みにお任せします。
例えばこういった形です。
建築協定に関わる法令はたくさんあるので、その中でも目立たせたいのものはマーカーをしていました。
また、頻出キーワードはグルーピングした方がわかり易いので、同じ色でアンダーラインを引きます。
例えばこういった形です。
「耐火性能関係規定」「全館避難安全検証法」は各法令の中でも適用のものをそうでないものが複雑で見づらいので、マーカーでグルーピングするとパッと見でわかりますよね。
ということで、マイルールをまとめると
・肯定文には赤、否定文には青のアンダーライン
・重要な数値の部分を四角囲み
・目立たせたいキーワードに黄色マーカー
・グルーピングしたいキーワードは色をまとめる
たったこれだけです。
逆にマイルールを多くし過ぎても守っていくのが大変ですし、法令集がカラフルになるだけで見づらくなります。
最初にマイルールを明確化しておくと、統一したデザインとなって索引し易くなります。
これを参考にみなさんのマイルールをぜひ設定してみてください。
グループ分けインデックス
線引きが終わったらインデックスを貼ります。
私の場合はこんな感じです。
相変わらず汚いね。笑
でも使われている色はそんなに多くないかな。
汚くてすみません。笑
でも、気付かれた通り!使う色はそこまで多くありません。
インデックスのグルーピングは大きく下記の通りです。
・確認申請手続
・一般構造
・構造強度、構造計算
・避難施設等、設備
・防火地域、耐火性能
・その他
別記事で詳しくご説明しますが、法令集の作りは一見難しそうに見えて、大枠は分かり易く区分されています。そのため、インデックスを色分けしてグルーピングがわかると索引がし易くなります。
資格学校の法令集は最初から色がついていることが多いですが、ご自分でインデックスを作られる方はぜひ参考にしてみてください。
また、資格学校のインデックスも
「なぜこういったグルーピングがされているのか」気にするようにすると、理解が早くなるので、オススメです。
加えて、頻出キーワードはインデックスを自作してすぐに索引できるようにしておきます。
例えば、「特例容積率適用地区」は法第57条の2に記載がありますが、「容積率」に関しては法第52条に記載があります。たった5条ですが、その間に建ぺい率などの法令もあるので、これを見つけられる前に索引をやめちゃうんですよね。
なので、こういった頻出キーワードで見つけにくいものには専用のインデックスを作成してすぐに探せるようしておくのがオススメです。
履歴残し
モンスター
なんじゃこれは。
すみません、良いキーワードが思いつかず、、
でもこれが私にとっては一番効果的でした!
法令集はとにかくよく見るページと見ないページの差が激しいです。
そのため、よく見るページはなんなら勝手に開いて欲しいですよね。
と言うことでそのために効果的なのが履歴残しです。
文章で説明するのは、難しいので、まずはこちらをご覧ください。
あれ、れもんけーき、イジメられてる?笑
いや、そんなことないです。笑
自分でやりました。
これが私が履歴残しと言っている内容で、端的に言うと、頻出のページをぐちゃぐちゃにします。これを伸ばすとそのページだけ分厚くなるので、索引し易くなります。
元々法令集はペラペラの紙で作られているので、ページをめくるのが難しい傾向にあります。そのため、履歴残しを繰り返していくと、
頻出のページはより分厚く(索引し易く)、それ以外のページはペラペラのまま
となって、問題を解くスピードが早まります。
抵抗がある方もいらっしゃるかも知れませんが、もしチャレンジできる方がいれば、ぜひ試されることをオススメします。
法規を得意分野にするための5ステップ まとめ
今回は法規を得意分野にするための5ステップの内、1つ目をご紹介しました。
まずは試験会場に持ち込める法令集の種類や書き込みのルールを確認しましょう。
その上で、ハンドメイド法令集を「マイルール線引き」「グループ分けインデックス」「履歴残し」のステップで作成してみてはいかがでしょうか。
ぜひ頑張っていきましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました!よければ、他の記事も読んでいってください。
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