今回は、2021年12月に発売された就職四季報から大手デベロッパー5社の以下4項目を徹底比較します!
- 修士、大卒採用数
- 3年後離職率
- 有休取得年平均
- 平均年収(平均年齢)
就職活動でデベロッパー業界を検討する時、長く働ける会社なのか、しっかり見比べておきたい4項目ではないでしょうか。
モンスター
大手だし、そこまで違いないでしょ?
それが私も驚きましたが、結構な違いがありました!
記事内では、併せて各社の求める人材や筆者の企業ごとの印象もご紹介します。就職活動でデベロッパー業界を志望されている方、ぜひ参考にしてみてください♪
なお、初任給や福利厚生については以下の記事で比較しています。
就職四季報2023年版とは
最初に、今回の数値根拠とした就職四季報のご紹介です。
タイトルの通り、5000社の企業情報がわかりやすくまとまって載っています。
商社や金融、建設と業界ごとに企業が分類されているので、目的の会社をすぐ見つけることができます。また、同種業界の他社の情報も併せて確認できるので、比較して目的会社の状況を知ることもできます。
出版は東洋経済新報社で、就職版以外にも決算額や資本金等の分析に特化した投資家用などがあり、その企業分析力には定評があります。
ネットで調べることもできますが、出版社の確実な情報が2,000円台で手に入るのであれば、買っておきたいですね。
就活中の方は必読です!売り切れることもあるので、早めに買ってしまいましょう♪
大手デベロッパー5社とは
今回、比較した大手デベロッパ−5社を簡単にご紹介します。求める人材と私の印象を記載しているので、ESや面接対策にお役立てください。
なお、企業は2021年3月期の売上高順です。
三井不動産(株)
求める人材は「何事にも本気で向き合える人 人との関わりを大事にする人」です。
一企業の人材へ求めることというよりは、社会で働く人全般に求められることだね。
個人的印象としては、オフィス・商業・物流などなんでもこなす優等生。社員の方は、数字や規約など細かい所まで緻密に確認されるイメージです。
三菱地所(株)
求める人材は「多様な関係者と信頼関係を構築し、プロジェクトリーダーとして事業を推進できる人物」です。
言わずもがなデベロッパーに必要な力ですね。
個人的印象としては、日本最大のビジネス街・丸の内、大手町をもつデベロッパー界の2大巨塔のひとり。社員の方は三井や住友に比べると物腰が柔らかな方が多いなというイメージです。
住友不動産(株)
求める人材は「前例にとらわれない柔軟な発想力で、新分野を開拓していける人」です。
イケイケどんどんなイメージだね。
個人的印象としては、オフィスビルとマンションに特化した比較的若手。社員の方は、基本的に強めの体格系というイメージです。
東急不動産(株)
求める人材は「変革・チャレンジマインドを持ったバリュープロデューサー」です。
個人的印象は、東急の地盤である渋谷を活性化させる人。社員の方はフランクですが、切れ者のイメージがあります。
もちろん筆者の主観です。
野村不動産(株)
求める人材は「目標達成意欲を高く持ち、主体的に仕事に取り組む姿勢のある人」です。
個人的印象はとにかくプラウド(マンション)。社員の方は明るく温和な方が多いイメージです。
採用者数と離職率
上記を踏まえ、まずは、採用者数と離職率です。
採用数・離職率の分析
採用数は、最大が三井不動産の56名に対して、最小が住友不動産の24名と約32名ほどの差がありました。また、5社全体の採用者数は210名とゼネコン業界が1,400名近かったことと比べるとかなり少なく、いかに少数精鋭の産業であるかが分かります。
また、3年後離職率については、最小が三井不動産と野村不動産の0%に対して、最大が三菱地所の5.3%と5.3%の差がありました。
ただ、住友不動産や野村不動産は情報開示していません。また、採用数がそもそも少ないので、数人辞めるだけで、一気に割合が上がってしまう点から、そこまで気にすべき数字ではないのかなと思います。
私としては、三菱地所でも辞める人がいるのだなと驚きました。
有休取得と平均年収
続いて、上記の表に有休取得年平均と平均年収を追記しました。
有休所得と平均年収の分析
有休取得年平均は最大が三井不動産の13.8日に対して、最小は住友不動産と東急不動産の10.8日でした。各社とも20日間の有給を付与されているようですが、平均取得率は60%程度という状況でしょうか。
また、平均年収は各社ともに1,100万円を超えており、さすが日本を代表する企業だなと感心させられました。
個人的に年休は全て使い切りたい派なので、50%と聞くとちょっと、、と思ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は大手デベロッパー5社の採用数・離職率・有休取得平均・平均年収を徹底比較しました。
一大産業ですが、採用者数は少なく、離職率や有休の取得率は他の業界と比べると、一長一短な部分があります。少なくとも就職する前に一度は把握しておいた方が良い情報ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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